こう話すのは、東日本に住む女性、ゆりさん(40代、仮名)です。 避妊をせず性行為を求めてくる夫の要求に応じ続けて、5度妊娠し、中絶を選択したこともありました。. ゆりさんの気持ちとは関係なく、毎日のように求められるので、性行為の際にひどい痛みを伴うようになり、婦人科を受診したこともありました。 夫は避妊をしなかったといいますが、ゆりさんも「夫婦だから」避妊をする必要はないのかもしれないと、漠然とした考えがあったといいます。. 我慢したほうが早く終わる 夫は、ゆりさんが朝、仕事に行く前にシャワーを浴びていても、風呂場の中に入ってきて性行為を求めてきたそうです。. 家の中に子どもがいても、子どもたちを外に遊びに出かけさせて、ゆりさんに迫ってきたといいます。 ゆりさんが「やめてほしい」と訴えると、夫は機嫌が悪くなり、ゆりさんが応じるまで、しつこくいつまでも求めてきたともいいます。 だから、ゆりさんは「我慢したほうが早く終わる」と、その時間をやり過ごそうと考えるようになっていきました。. 夫の行為がDV? ゆりさんは、夫のこうした行為に疑問を持たなかったわけではありません。 ただ、夫婦だから、しかたない。 こんな考えもあったといいます。 また、ひとり親の家庭で育ったゆりさんは、両親がいる家庭で子どもたちを育てたいという思いがありました。なんとか夫と別れず家庭を保とうと、自分自身も働きながら、ほぼ1人で家事と育児を担ってきました。 しかし、夫が浮気を繰り返すなどしたため、5年前、意を決して支援団体に相談。 そして、話をしていくうちに、思いもよらない指摘をされたといいます。 「夫がゆりさんにしている行為は『性的DV』になる」 性行為の求めに応じないと不機嫌になったり、避妊に協力しなかったりする夫の行為は、DV=ドメスティック・バイオレンスの1つ「性的DV」に該当するというのです。. ゆりさん 「夫の行為がDVに当たるとは考えていませんでした。『夫婦はこんなものだろう』と思っていたところもありました。夫婦だからといって、我慢して応じる必要はないんだと、その時気づきました」. 夫婦の間に潜む「性的DV」 それでは、いったいどれくらいの女性が「性的DV」の被害を受けているのでしょうか。 内閣府が年に発表した「男女間における暴力に関する調査」に、その一端が分かるデータがありました。 これまでに結婚したことがある女性人に、配偶者から暴力の被害経験の有無について尋ねたところ、次のような結果でした。. ただ、こうした数字以上に「性的DV」の被害を受けている女性が大勢いると指摘する関係者もいます。 DV加害者の更生支援を行っている神奈川県のNPO法人「女性・人権支援センター ステップ」で理事長を務める栗原加代美さんは、次のように話します。. 女性・人権支援センター ステップ 栗原加代美理事長 「DVの相談に来るケースのおよそ9割に、何らかの『性的DV』があります。表面化しないのは、夫も妻も『妻は夫の要求に応えるのが当たり前』『夫婦だからしかたない』という考えがあることが多いです」. なぜ、DVだと認識できない? さらに取材を進めると、「性的DV」が表面化しにくいのは、日本では、夫婦間でも、お互いの合意のない性行為は性暴力に当たるという認識が薄いと、日本の社会的な背景を問題視する専門家もいました。 DV被害者を支援する全国組織「全国女性シェルターネット」で共同代表を務める北仲千里さんは、次のように話します。. 全国女性シェルターネット 北仲千里 共同代表 「夫婦間に性的暴力が存在することとその深刻さが理解されていないのが現状です」. 海外における「性的DV」の状況は それでは、「性的DV」をめぐる海外の状況はどうなっているのでしょうか。 調べてみると、ヨーロッパなどでは、DVには身体的な暴力だけでなく、性的、精神的な暴力も含まれるという考え方が一般的になっている現状が見えてきました。 このうち、EU加盟国などでつくる欧州評議会は、年、女性に対する暴力やDVを防止するための「イスタンブール条約」を採択しています。 条約の中では、DVの定義について、身体的なものだけでなく、性的、心理的、経済的な暴力行為が含まれるとしています。 また、同意のない性行為を性犯罪として処罰の対象とすることを求めていて、夫婦間や交際相手との間にも適用されるように義務づけています。 現在、ドイツやオーストリアなど34の国が条約を批准し、11の国と機関が署名をして、批准に向けて国内法の整備を進めています。(年1月現在) ヨーロッパ以外では、台湾でも、刑法で「配偶者間であっても性犯罪が成立する」と明示しています。 また実際に保護命令が出されたケースは多くはないということですが、「性的DV」を精神的DVに位置づけて保護命令の対象としています。. 再び歩み始めたゆりさん 今回取材したゆりさんは、夫と離婚したあと、保育士の資格を取得し、将来的には、自分と同じようにDVの被害を受けている女性や子どもを支えていきたいと考えています。 また、「性的DV」をはじめ、DV被害を相談する時に子どもがいる前で話さなくて済むように、親が相談している間に子どもを預けることのできる託児所も開きたいと話します。. ゆりさん 「私と同じような思いをしている人には、『嫌なことは嫌』と言ってもいいし、夫婦だからといって我慢して、求めに応じる必要はないんだよと、伝えていきたいと思います」. 国際部記者 松田 伸子 年入局 千葉局、奈良局、札幌局、社会部を経て現所属 ジェンダーや気候変動問題を中心に取材.
「子供に手は出さない」 若い小児性愛者の告白
DV(ドメスティック・バイオレンス)と児童虐待 ―DVは子どもの心も壊すもの―| 内閣府男女共同参画局 方もさまざまです。 子どもへの性的行為や子どもに性的行為を見せることは性的虐待にあたり、家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にすることなどはネグレクト(育児 日頃のお子さんの様子を振り返ってみましょう。 子どもの成長発達には個人差や男女差があり、思春期のあらわれ. 妻が夫の求めに応じるのは当たり前? 夫婦の間に潜む「性的DV」 | NHK | WEB特集このページへの別ルート 表示. まさにうちがそうです。 元旦那のDVを見て育った息子が今現在、PTSDに苦しんでます。元旦那は夫婦喧嘩の延長の暴力だからDVではないと主張してきます。元旦那の上司元謝罪を求める私を脅してきました。元旦那は現職警察官なので誰も相手にしたくないみたいで、相談しても現職警察官だと言うとみんな引いてしまいます。こんなに辛い目にあってるのに。。もう親子共々疲れました。. 我が家には小学4年生になる男の子がいます ある日の夜,子供が布団の中に入って声を殺して泣いていたので "どうしたの?"って聞いたら,"さっきTVで命のお話したでしょ? その事を思い出して泣いてたの"って 子供は子供なりに命の事を考えてる その後,この世に生を受けたものは必ず死を迎えることなどを話した 現在は物が豊富な時代で命の事を考える人が少ない中 いつまでも いつまでも命の事を考える人になって欲しい. 前略 5月22日仲間5人で,開館5周年記念の平山郁夫展を見るべく電車で尾道駅で降り,バス停まで歩いたところで,心配していた雨が降り始め,前途が案じられる旅の始まりでした。 しかし,バスでしまなみ街道を渡り,途中でバスを乗りついで美術館に着いたときには,薄日もさしており雨の心配がなくなったことを喜び合いました。 美術館では,平山郁夫さんの業績と心を温かくしてくれるおうど色と,心に静かさを与えてくれるブルーの色の絵にふれ,感動し癒されました。 昼食を終え,耕三寺の門をくぐると羽を広げた孔雀に迎えられ,寺の歴史にふれた後,背中にはじけるような孔雀の鳴き声を聞いて驚きましたが,羽を広げた孔雀に出会えたことにこれから良いことがありそうだと喜びあって寺を後にしました。 美術館の横に出て交差点に向かっていたときでした。 青信号で歩き始めた4,5人の小学生がすれ違う観光客に「こんにちは」と,元気な声であいさつをし,観光客からも「こんにちは」と対応する声が聞こえました。 この町にふさわしい良い子が育っているなと思いながら車道を横切り,美術館の前のバス停でバスを待っていました。 学校帰りの小学生か三々五々バス停に集まってきました。まもなく14時32分の東回りのバスが到着しました。子どもたちは行儀良く並んで乗降口を開けて待ち,わたしたちに,口をそろえて 「お客さんからどうぞ」と勧められたのには驚きました。 「君たちからどうぞ」と勧めましたが,子どもたちから「どうぞ」と促されて,先にバスに乗りこみました。 平和を愛する平山郁夫さんを育てた町を,また,この町を訪れる人もみんな大事にしようとする心が子どもたちに受け継がれて育っている姿にふれ,わたしたちはみんな感動していました。 停留所で次々とバスから降りる子どもたちに,わたしたちは,感謝の気持ちをこめて「ありがとう」と礼を言いました.子どもたちは,「さようなら」とあいさつをしてバスを降りていきました。わたしたちの気持ちが伝わったのか,動き出したバスに手を振っていた子どもたちのさわやかな姿が,今でも目に焼きついております。 絵から感動を受け,温かい町の息吹を感じさせてくれた子どもたちの,嬉しく心温まる旅のプレゼントを添えてもらってありがとうとお伝えください。. 市内へ通勤するようになって2年が過ぎた。片道1時間半かかるこの経路は,実は27年前に父が通勤していたと同じ道のりでもある。先日,所用で市内に出かけるという父と,久しぶりに同じバスに乗り合わせることにした。 「お父さんも昔,毎日この道を通っていたんだよねえ。」 「まさか,親子で同じ道を通うようになるとはね。」 「私は行きも帰りもほとんどバスの中で寝てるけど,お父さんも,寝てた?」 一方的に私がしゃべり,父は微笑みながら黙ってそれを聞いていた。 しばらくして,バスが峠道にさしかかったとき,突然,父が「ここに小さな社があるが,知っているか。」と言う。峠を下りきったところにひっそりとその社はあった。正直なところ,その存在は知っていたものの,特に気を留めたことはなかった。というより,無信心な私は,ほとんど連日眠り込んだままで,通り過ぎている場所でもあった。何と父は,その社の前をバスが通り過ぎる時,毎朝心の中で手を合わせていたと言うのだ。 「何を祈ることがあったん?」 驚いて尋ねると,父はまじめな顔をして, 「道中の安全と家族の無事。」 その言葉に再び驚いた。往復3時間あまりの通勤途上,父もきっといろいろなことを考えていたのだろう。仕事のことはもちろん,母のこと,私たち娘のこと,自分の健康のこともあったかもしれない………,当時は今ほど交通時事情もよくなかったし,安全についてもきっと不安が大きかったことだろう。 そして,当時の私は高校生,まさに多感な時期で,父とじっくり話をすることはあまりなかったように思う。家に帰れば仕事の話など一切しない父だったし,朝早く出て夜遅く帰ってくる父に,私は反発こそしなかったが,いくらか距離をおいていたかもしれない。だから,父がこの道のりを日々どんな気持ちで通っていたのかなど,知る由もなかった。父は,そんな当時の私にどんな思いを抱いていたのだろうか。 私もあと数年で,そのときの父の歳になる。自らが「親」になって初めてわかる「親」の気持ちというものがあるが,今の私は,道中の安全と家族の無事を願う当時の父の気持ちが少しだけ理解できるような気がした。. Copyright C City of Osaka All rights reserved.
児童虐待で最も多い「心理的虐待」
テレビでキスシーンやエッチなシーンが流れてきた時、どう Missing 子どもへの性的行為や子どもに性的行為を見せることは性的虐待にあたり、家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にすることなどはネグレクト(育児 今回は、よくある保護者の悩みとその対応のヒントを紹介していきます。 お悩み1.ジャンル で探す 妊娠・出産 保育園・幼稚園 働き方 教育・学校 くらし 支援 病気・事故 家族 悩み で探す 発達・健康 夫婦関係・祖父母 仕事との両立 孤独・孤立 ひとり親 保活 親子関係 おでかけ スマホ・ネット・SNS 学習・受験 いじめ 子の年齢 で探す ~0歳 1~2歳 3~5歳 6~9歳 10歳以上. 先日,バレーボールの観戦のため,神辺旭高校に初めて訪れました。 私は,県北在住なので,東部の学校の実態も全く知りませんし,60代後半の夫婦ですので,最近の学校の状態もよく分かりませんが,生徒の礼儀に感動しました。出会う生徒さん全員あいさつされるし,帰りの坂道で,車の方に身体の向きを変えて頭を下げられる姿,長い人生で初の感動,驚きでした。 日本人としてこんな若者が育っていることに誇りと嬉しさを覚えました。たぶん,あちらこちらからお褒めを頂いていると思いますが,スポーツで勝った以上のことを日々の生活の中で実践されていることに敬意を表します。 こちらに帰っても,神辺旭高校の生徒さんの話をしています。息子も体育教師,孫が中学・高校生,夫も中学生のバレーの指導をしていますので,見習わせたいと思います。 神辺旭高校のファンになりました。. 朝,通勤電車での出来事です。 私が通勤で利用する山陽本線には広島中・高等学校の生徒が多く乗車しており,いつも熱心に学習している姿を見て,たのもしく思っています。 制服からすると広島中学校の生徒ですが,通路で,もどしてしまいました。本人は突然の出来事に呆然としておりましたが,周囲の乗客も,どうしてよいものか,とまどっておりました。私はとりあえず,読みかけの新聞を床の汚物にかけ,本人に残りの新聞紙で手を拭くように勧めました。他の乗客もティッシュなどを渡しましたが,床の汚物を処理するにはちゅうちょしておりました。 すると,広島高校の女子生徒数名が駆け寄り,先ほどの新聞紙で床を拭き始めました。私は,汚物を当然のように,さっと拭き清めて,片づけていく彼女たちに,とてもびっくりしました。 中学生も救われた気分になったでしょう。 私も朝から,とてもすがすがしい気持ちになれました。. 道徳教育推進1-基盤・体制づくり(H14~H17) 道徳教育実践研究指定事業. 年齢 :40代 性別 :女性 職業 :公務員 住所:県内 「可部線が廃止されるまでに,ぜひ一度,三段峡までの旅がしてみたい。」これが両親のとりわけ母の強い願いでした。 ちょうど紅葉のシーズンなので,混雑が予想されるだろうから休日は避けて,平日に二人してゆっくり行って来たいということでした。 病後の母の体調を心配しつつも私は時刻表でJRの発着時間を調べ,「いざとなったらタクシーにするんよ。」と送り出しました。 案の定,帰路は一部分タクシーになったようですが,お天気にも恵まれ,車窓の景色は最高,河原で食べたお弁当はとってもおいしかった。」と喜んで帰ってきました。 でも,この旅には,何ものにも代えにくいおみやげがあったのです。 カメラを忘れてしまった両親に,呉から来られていた方が写真を撮ってあげようと快く申し出てくださり,先日それに絵手紙を添えて送ってくださったのでした。 写真の中で両親は微笑んでいました。すてきな方との出会いが両親の旅を一層思い出深いものにしてくれたことは言うまでもありません。その方の温もりのある絵手紙は,まさに温かいお人柄が感じられるものでした。ご親切にしていただき,本当にありがとうございました。. 広島県教育委員会 〒 広島市中区基町9番42号 Tel:(県庁代表). 親元を離れて大学生活を送る娘からのメールは,気まぐれである。 おしゃべり感覚で,日に何度も送られて来る日もあるかと思えば,5日間くらい何の音さたもなく,結局しびれを切らしてこちらから「生きてる?」と送らねばならないこともしばしばである。 そのことを友人に話すと,「でも,連絡があるだけまだいいよ。女の子はいいね。うちなんか男の子だからね,全く音信不通よ。ただし,お金がなくなったときだけは別だけどね。」とこぼしていた。 まあ,時々連絡があるだけでもよしとするか。 そんなある日,娘からのメールが届いて驚いた。 何と,料理に目覚め,お弁当まで手作りを始めたとのこと。親元にいるときは,ほとんど台所に立つこともなかったので,まさに,どういう風の吹き回し?という感じである。 さっそく「お弁当のメニューは何?」と送信してみると,「卵焼きと豚肉のショウガ焼き,ポテトサラダ」とかえってきた。 これは本格的,「それはすばらしい。レパートリーがどんどん増えそうだね。」と送信しておいた。 数日後の新しいメールがまたまた傑作である。「ちゃんと野菜を食べる生活をすると,身体も心も元気になるね。お母さんも野菜を食べなきゃだめよ。」 暗に,お弁当づくりが三日坊主を克服していることをアピールしている。ここは素直に,返しておこう。「はい,わかりました。お母さんも極力野菜を食べるようにするよ。」 娘が一人暮らしを始めるときに,最も心配したのが健康に直結する食生活のことだったのでまずは一安心か。 「毎日作らねばと気負うとしんどくなるから,ぼちぼちおやりよ。」続いてくれればいいなと願いを込めて・・・・・送信した。. このページの作成者・問合せ先 大阪市教育委員会事務局生涯学習部生涯学習担当生涯学習推進グループ 住所: 〒 大阪市西区北堀江4丁目3番2号(大阪市立中央図書館4階) 電話: ファックス: メール送信フォーム. 虐待かもと思ったら、 お住まいの 市町村、児童相談所 までご相談ください. 虐待 家族のこと話そう. 前を歩いていた人が,何か落とした。よく見ると,ボロボロになったキーホルダーだった。周りにも人がいたけど,通り過ぎて行く。 僕は拾おうか放っておこうか迷っていたけど,手にはボロボロのキーホルダーが握られていた。 見ると予想以上にボロボロだった。どうしてこんな物を付けていたのかというくらいボロボロだった。 僕は落とした人に声をかけ渡した。 こちらが驚くほどお礼をされた。すごく頭を下げられたので,恥ずかしいくらいだった。 届けたのは僕だけど,何か大事な物を送られた気がした。. 体罰 虐待 支援 孤独・孤立 親子関係. このページに関するお問い合わせ先 教育委員会事務局 〒 広島市中区基町9番42号 義務教育指導課 電話: Fax: お問い合わせフォームはこちらから. 当サイトでは、クッキー(Cookie)を使用しています。この機能はサイト内コンテンツの利便性向上のため利用しています。 Cookieおよび当社がCookieを使用する理由について詳細を確認する場合は、当社の Cookie ポリシーページ をご確認ください。 同意する. 海外における「性的DV」の状況は それでは、「性的DV」をめぐる海外の状況はどうなっているのでしょうか。 調べてみると、ヨーロッパなどでは、DVには身体的な暴力だけでなく、性的、精神的な暴力も含まれるという考え方が一般的になっている現状が見えてきました。 このうち、EU加盟国などでつくる欧州評議会は、年、女性に対する暴力やDVを防止するための「イスタンブール条約」を採択しています。 条約の中では、DVの定義について、身体的なものだけでなく、性的、心理的、経済的な暴力行為が含まれるとしています。 また、同意のない性行為を性犯罪として処罰の対象とすることを求めていて、夫婦間や交際相手との間にも適用されるように義務づけています。 現在、ドイツやオーストリアなど34の国が条約を批准し、11の国と機関が署名をして、批准に向けて国内法の整備を進めています。(年1月現在) ヨーロッパ以外では、台湾でも、刑法で「配偶者間であっても性犯罪が成立する」と明示しています。 また実際に保護命令が出されたケースは多くはないということですが、「性的DV」を精神的DVに位置づけて保護命令の対象としています。. 今年の年末は,思いがけず2度の大雪となりました。 私の勤めている学校にも30~40cmくらい積もりました。ところが,車道は除雪されても,歩道は除雪されません。低学年の子どもの登下校には,とてもつらい状況です。 そこで,学校からの通学路の歩道を歩いて,道をつけることにしました。誰も歩いていない,深いところはひざまである雪の中をおよそ2時間かけて,国道沿いの歩道を往復しました。長靴の中に雪が入るし,足は棒のようになりました。 歩きながら,自分が子どものころを思い出していました。 昔は今に比べて積雪量も多く,30cm位の積雪は珍しくありませんでした。こんなときは必ず,母が朝早くから家の前からメイン道路までの道を除雪してくれていました。 改めて,母の愛情を実感でき、心の中で「ありがとう」と言いました。 子どもたちは,しんどいことや面倒なことを避けず地道に取り組んでいる大人の姿を,じっとみています。 そして,子どもたちが大人になってしんどさを感じたとき,親や身近な大人の頑張っていた姿は,きっと心の支えになることでしょう。. ほんとうにこのような家族の負の連鎖はなくなって欲しいです。自分の家も父親が過干渉で毒親気質、暴言ときに暴力が飛び交う家です。(主に、父から母の目前暴言DV この人たちの間に生まれて来たくなかったや消えたい、家を離れたいと何度も思っています。私自身、併発の発達障害をもっています。精神科を受診して、その障害を診断されたのはつい3年前くらいなのですが、その前までずっとどこか周りのこと遅れていることに嫌悪感を抱いていました。父親からは「なんで俺の遺伝子が入っているのに馬鹿なんだ、あいつ(母)の悪いところをもらったな・・・」ってきなことを言われながら幼少期は育てられました。もちろん診断後も特に父親と方は「発達障害は甘え、自力で直せる。失敗から学ばないだけ。」的な考えの人なのでそれについては完全無視です。もう威圧的な父が怖くてあまり反論しない私ですが、何度か、ちょっとした喧嘩を機に今までの思いと一緒に吐き出したことがありますが何の解決にも至りませんでした。 母は、父と結婚後専業主婦で、家で家事を主にしています。父は自営で会社を運営しています。 母だって母なりに掃除や洗濯したり、義母の介護をやっているのに「一日中だらだらして…や片付けもろくにできない、こんな育ちの悪いやつはいない」と言うんです。それをわたしと兄弟はずっと目の前で見て来ました。なんども父親を憎みました。もちろん家のために、何の不自由もなく生活させてもらっているので言える身分ではありませんが…こういうやりとりを目前にすると心に重い石をおかれたような気持ちになります。そして、いつまたこのやりとりが起きるのかその毎日の繰り返しです。. メニュー 男女共同参画とは 主な政策 推進本部・会議等 国際的協調 広報・報道 基本データ. 福山市のグリーンラインは自動車で山上の道路を走りながら,鞆の浦や瀬戸内海の景観を見渡せる観光道路です。所どころの展望台から見渡す瀬戸の海は絶景です。その展望台のすぐ下を見るとゴミや古布団やテレビが捨ててあり唖然としたことがあります。ある時,中年のご婦人がそれらの不法投棄されたゴミを拾い集めビニール袋にいれ乗用車で運んでおられる姿を見,思わず近寄って「ありがとうございます」とお礼を言いました。グリーンラインは福山市民みんなの道路です。自分の家の庭のように綺麗にするよう心がけねばならないものであろうと思います。 私立中学の生徒達が,時々学校外の通学道路のゴミ拾いを全員で行っているのを見て感心しますが,道路はみんなのものであるという認識が大切と思います。. 前略 5月22日仲間5人で,開館5周年記念の平山郁夫展を見るべく電車で尾道駅で降り,バス停まで歩いたところで,心配していた雨が降り始め,前途が案じられる旅の始まりでした。 しかし,バスでしまなみ街道を渡り,途中でバスを乗りついで美術館に着いたときには,薄日もさしており雨の心配がなくなったことを喜び合いました。 美術館では,平山郁夫さんの業績と心を温かくしてくれるおうど色と,心に静かさを与えてくれるブルーの色の絵にふれ,感動し癒されました。 昼食を終え,耕三寺の門をくぐると羽を広げた孔雀に迎えられ,寺の歴史にふれた後,背中にはじけるような孔雀の鳴き声を聞いて驚きましたが,羽を広げた孔雀に出会えたことにこれから良いことがありそうだと喜びあって寺を後にしました。 美術館の横に出て交差点に向かっていたときでした。 青信号で歩き始めた4,5人の小学生がすれ違う観光客に「こんにちは」と,元気な声であいさつをし,観光客からも「こんにちは」と対応する声が聞こえました。 この町にふさわしい良い子が育っているなと思いながら車道を横切り,美術館の前のバス停でバスを待っていました。 学校帰りの小学生か三々五々バス停に集まってきました。まもなく14時32分の東回りのバスが到着しました。子どもたちは行儀良く並んで乗降口を開けて待ち,わたしたちに,口をそろえて 「お客さんからどうぞ」と勧められたのには驚きました。 「君たちからどうぞ」と勧めましたが,子どもたちから「どうぞ」と促されて,先にバスに乗りこみました。 平和を愛する平山郁夫さんを育てた町を,また,この町を訪れる人もみんな大事にしようとする心が子どもたちに受け継がれて育っている姿にふれ,わたしたちはみんな感動していました。 停留所で次々とバスから降りる子どもたちに,わたしたちは,感謝の気持ちをこめて「ありがとう」と礼を言いました.子どもたちは,「さようなら」とあいさつをしてバスを降りていきました。わたしたちの気持ちが伝わったのか,動き出したバスに手を振っていた子どもたちのさわやかな姿が,今でも目に焼きついております。 絵から感動を受け,温かい町の息吹を感じさせてくれた子どもたちの,嬉しく心温まる旅のプレゼントを添えてもらってありがとうとお伝えください。. ありがとうございました。 今日天国へ旅立った奈菜ちゃんからのお手紙を先生が読んでくださいました。その中で奈菜ちゃんはとても楽しい日々を送っていたことがよく判りました。でも車にはねられて死んでしまって、すごくかわいそうだと思って涙が出てきそうになりました。 だからおじさんやおばさんの淋しい気持ちはわかるような気がします。わざわざこのお手紙をねこの奈菜ちゃんの気持ちになって書いて持ってきてくださった方に「ありがとうございました。」と言いたいです。ここまでねこの気持ちがわかっておられるのは、奈菜ちゃんなどのめんどうをとてもよく見ておられて、生き物をとてもかわいがる、やさしい方たちだからだと思いました。 このお手紙を読んで、生き物の命は大切にしないといけないあと思いました。 お手紙を書いてくださった方に本当にお礼を言いたいです。. 先日,娘は先生から卒業式の歌の伴奏を頼まれたそうです。家族のみんなから, 「大丈夫?今度こそ,断った方がいいんじゃない?」 と言われていましたが, 「私,やるの。自分で決めたんだから。」 ときっぱりと答えていました。. 年齢 :50代性別 :男性 職業 :教職員 住所:安芸高田市 この4月初任者が配置された。初めての給料日前日のことである。最近は給料も振り込みになっているので,現金を手にする感動はない。いつもは,本校でも給料日前日に担当の事務職員が給料明細書を職員に配ってくれる。 4月の給料日前日,出張から帰ると,私の机の上にメモ書きと封筒が置いてあった。事務職員からのメモで「明日は給料日です。生まれて初めて給料をもらう職員がいます。校長先生から明細を渡してあげてください。」と書いてあった。 事務職員の配慮にほのぼのとしたやさしい気持ちになれた。 早速初任者を呼び,私の初めての給料日のことや,当時の社会の様子等を話して親孝行をするようにと声をかけ給料明細書を渡した。 後日,初任者が私の所に来て,「先日は有り難うございました。校長先生に言われたように私なりの親孝行をしました。」と報告してくれた。 何気ない出来事であるが,事務職員に感謝するとともに,初任者が事務職員のように,周りの人に配慮ができる教師に成長してくれるよう願っている。. 先日体育館で行った,学校朝会での出来事である。 学校朝会では,最初に校長が全校生徒に向けて話をしたり表彰式を行ったりしている。それが済んだ後は,学年ごとに分かれ,健康観察や担任からの指示・伝達が行われる。それらが終われば,学年ごと解散となるので,生徒たちは体育館の出入口に向い,各学級のある校舎へと移動する。 その日の学校朝会では,3年生が1番早く終了し,体育館の出入口にある下駄箱に向かって足早に移動を始めた。 そんな時,ある3年男子生徒のとった行動は,私自身を不可解にさせるものであった。その行動とは,体育館の出入口に1番遠い場所で解散するや,その場で自分の履いていたシューズを脱ぎ,手に持って移動を始めたのである。これが夏の時期であれば,体育館の出入口が混雑するのを避け,少しでも早く下駄箱に自分のシューズを置きたいための行動か,と想像できなくもない。しかし,時期は11月も終わりを迎え,体育館フロアーの冷たさも足に堪えようかという寒い時期である。 そこで彼に尋ねてみた。「なぜ,そんなに早くシューズを脱いで移動したの?」と。すると彼の返事は,私の予想した考えを,根底から覆すものであった。 「まだ朝会が終わっていない学年があったので,音をたてないようにと思い脱ぎました。」という応えだったのである。 シューズのかかとを踏んで歩く生徒を,これまで度々注意することはあったが,逆に今回の出来事は,そんな浅はかな自分自身の考え方を反省するとともに,子供たちの持っている素直で純粋な気持ちに触れ,心が温かくなる朝の出来事となった。. 本・絵本 保育園・幼稚園 くらし. 道徳教育推進2-人材・体制づくり(H18~H20) 心の元気を育てる道徳教育推進リーダー養成事業. 家の中に子どもがいても、子どもたちを外に遊びに出かけさせて、ゆりさんに迫ってきたといいます。 ゆりさんが「やめてほしい」と訴えると、夫は機嫌が悪くなり、ゆりさんが応じるまで、しつこくいつまでも求めてきたともいいます。 だから、ゆりさんは「我慢したほうが早く終わる」と、その時間をやり過ごそうと考えるようになっていきました。. 毎年,夏休みになると,我が家の小2の息子と小6の娘は,二人だけで東北にある私の実家に行き,ほとんどの日々を過ごします。 しかし,今年に限っては,私も一緒に行って過ごしたのですが・・・これには理由がありました。 毎年,子どもたちが行くたびに,いろいろなところへ遊びに連れて行ってくれる私の叔父が,今年は病を患い入院していたのです。 私は,叔父の様子を聞いて知っていたのですが,子どもたちには,行きの新幹線で話しました。 「今年はね,おんちゃんは病気で入院しててね,あんたたちの事も,はっきり判らないかもしれないんだよね。でも,おんちゃん!って一生懸命話しかけたら,分かるかもしれないよ!」・・・と。 二人は,いつになく真剣に聞いていました。そして,病院に到着。 去年までの元気な姿と,全く別人です。身体は痩せ細り,口をきくこともできない・・・そんな叔父の姿を見て,大人の私でも,一瞬,息を呑みました。. 私は間もなく学生生活を終える大学4年生です。生まれ育った広島を離れて、大阪で4年間の大学生活を経験しました。最初は、これからはじまる大学生活への期待よりも不安のほうがいっぱいでした。もちろん、初めての一人暮らしですから、家事もすべてこなさなければなりませんし、仕送りなどをしっかり頭の中で計算しながら、その月の生計も立てなければなりません。 そんなこんなで、大学生活は始まりました。文化会所属のクラブに参加し、野外活動や地域ボランティア活動にも積極的に取り組みました。勉学に支障をきたさない程度の時間を見つけ、学習塾でアルバイトもしました。母校で教育実習もして、生徒や先生方とともに、2週間勉強しました。 最初は長いようにも思えた4年間も、あと数か月を残すのみとなれば、非常に短かったと思えてきます。それだけ、多くを経験し充実していたのでしょう。 私の経験から、みなさんにお伝えしたいことは、多くの人々に出会うことの素晴らしさです。私は本当に多くの人に出会いました。学部の友人はもちろんクラブ活動を通じて、学部学科を超えた友人もたくさんできました。夜間のコースも開校されている関係で、夜に授業をとられている方々とも仲良くさせて頂きました。中には、高齢でありながら、向学心を持ち続け、がんばっておられる方にお会いし、「私も負けてはいられない」と発奮したこともありました。教育実習でも、多くの出会いがありました。数年ぶりの母校で、学校の様子も変わっていて、戸惑うことも多かったのですが、いっしょに2週間すごした実習生や、先生方、そして明るい生徒の皆さんによって励まされました。 いろいろな人と出会った中で、親友とも出会えました。進路のこと、人間関係のこと、クラブのこと、勉強のこと、いろいろ相談に乗ってくれますし、逆に相談を聞いたりもしました。 多くの友人知人は、長い人生において、大きな大きな自分にとっての応援団のような感じがしてきました。人的ネットワークを大切にしながら、これからがんばっていこうと思います。一期一会大切にしたいものですね。. ゆゆゆぴ says:. そうこうしているうちに,仲良しになった子供達から,街角で,あちらこちらで 「あっ!しんもとさんじゃ!」 「こんにちは!」 と声をかけられるようになった。ちっちゃな手を精一杯振りながら,時にハイタッチ!つい乗ってしまった自分に赤面したり。. ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ メニュー 閉じる. 成果等の普及-ネットワークづくり 広島県道徳教育研究協議会 広島県道徳教育推進連絡会議 「心の元気!」人フォーラム 道徳教育パワーアップフォーラム. 自分は身体障害者。なんとか一人,自立生活を送っています。一人,買物に出掛ければ,見知らぬ人が私を笑う。心ない声,目があり,外出を控えるようになりました。 つい最近,親戚の食事会に呼ばれました。手土産を準備し,いざお店へ。足場の高さ,いすに座ること・・皆には日常風景。私には難問が待ち受けます。そんな私に,「足台もらおうか?」「座れる?」の声。 当たり前のように聞こえてしまう,この一言や心遣いが何よりうれしかった。市内の道では,嫌がられる私。隅に座る私に,「隣に座る!」と姪が言ってくれる事にも感謝した。 家族に頼ってばかりなので,負けずしっかりしないといけないなと感じました。. 高度経済成長以降,多くの人々は経済的な豊かさこそ,人生の豊かさにつながると考えていた。でも僕は,人生の豊かさとは多くの人があたり前に感じている,ごく平凡な日常生活にあると思う。 でも,それは失って初めて分かるものかもしれない。人間,欲を持たない人は一人としていないと思う。僕はカラーテレビを持っているが,やっぱりプラズマや液晶テレビも欲しい。他にも自分が欲しい物はたくさんあるし,その数が増えれば正直嬉しいと感じるだろう。 しかし,地震や火災などによって生活のすべてを失った時には,気付くかもしれない。物は金で取り返すことはできるが,大切な家族や場所を失えば同じ生活は二度と取り戻すことができないということを。 そう考えると,僕は自分の周りにあるすべてがすごく大切で,平凡な日常生活こそ実は人生の豊かさにつながっているのではないかと感じる。親がいて,家があって,学校があって,友達がいて,先生がいて,勉強ができて,食べる物があって,安心して寝ることができる。このあたり前だと思われる生活が送れなかった時代もあっただろう。この上なく,今の僕たちを取り囲む環境は豊かなのである。便利さや物に囲まれる生活を追求する人生ではなく,友達や家族を大切にし,環境を守り,支え合える社会を創りながら生きていくことが最も豊かな生き方だと僕は思う。豊かさは平凡な日常生活の中に眠っており,それに気付いて大切にする人は,豊かな人生を歩めるのではないか。人生の豊かさは身近にあると僕は思う。.